<紫根染>着尺地にグリーン系の名古屋帯地を合わせてみました
カテゴリ―:草紫堂だより 2022年1月7日
落ち着いたグリーン系の名古屋帯地に細かな縫い絞りの紫根染着尺地を合わせてみました。
よく見ると曲線のある優しげな模様。
帯次第で軽いよそゆきにもなる、品のよいお柄です。
「淡い染め上がりのものは、染める回数を減らしてるのですか」
と聞かれることがあります。
答えは「同じ回数」です。
淡い染め上がりのものでも、反物の始まりの柄のない部分はしっかりと染まっています。
同じ柄を一緒の染液で同じ回数染めたとしても、絞り手が違うことや染めの時の環境などいろんな要因で濃淡の差が生まれます。
濃い淡いの好みは人それぞれ。
紫一色といってもいろんな表情の違いがあるからお気に入りの一品に出会えるのではと思います。
来週から名古屋に伺います。
お近くの方はぜひ、一度ご覧になっていただければと思います。
■ 第23回 この道ひとすじ 日本の伝統展
■ 令和4年 1 月11日(火)~1月16日(日)
■ 10:00〜20:00 (最終日は17:00閉場)
■ ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階 催会場