冬支度です

盛岡も初雪が観測され冬到来です。
盛岡地方裁判所前にある石割桜も雪囲いの作業に入っておりました。

来年の3月中旬まで冬の装いとなります。

春にはまた綺麗な花が咲きますように。

(令和3年春の石割桜です)

(mai)

入社当時・・・

入社当時。
羽二重生地の風呂敷のこの柄は何なんだろうと疑問に思ったことがありました。

デザインは寺院で使われる仏具のひとつ ” 磬 (けい) ” というものから着想を得て作成されたものでした。


絞りをする時には「絞るのにコツのいるこの丸いところは紐を通して台に磬を吊るすところなんだなぁ」とか「鳳凰の尾の鹿の子は大きく」とか思いながら作業しています。

離れたところには蝶も。

 

鳳凰と様々な絞り技法が豪華なデザイン。
風呂敷の他に名古屋帯地の模様にもなっています。


由来を知ると、より一層大切なものになりますね。

羽二重 風呂敷 / 南部紫根染
名古屋帯地 / 南部茜染

大人かわいいをめざして

今回のテーマは、大人かわいいコーディネート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チョコレート色のような深みのある着尺地に、繊細にデッサンされた野花が美しい名古屋帯地を合わせて大人っぽいのにどこか可愛らしい雰囲気に。
甘すぎず、ほどよく大人でかわいいそんなコーディネートをめざしてみました。

また、個性的な帯と合わせてクールにまとめてみるのも良いかもしれません。

今年のトレンドカラーのひとつでもあるブラウン。温かみがあり落ち着いた印象の色味は、これからの秋冬に欠かせない一着になりそうです。

お月見

今日は、十五夜ということですすきと団子をそえてお月見です。

平安時代には月を眺めながらお酒を飲み、船の上で詩歌や管弦を楽しむという、庶民とは縁のない雅な催しだったそうです。貴族たちは水面や盃の酒に映った月を愛でたとか、なんとも風流ですね。

庶民にも伝わったのは江戸時代に入ってから。秋の農作物の豊かな実りの象徴として満月を眺め、お供えをしながら収穫の感謝や祈りを捧げる風習へと変化したんだそうです。

十五夜に満月なのは8年ぶり。
部屋の明かりを少し落とし、楽しみたいと思います。


染額 大 / 義52 茜染

この~木なんの木気になる木 ♪~

草紫堂より橋を越えて市役所の方へ向かうとさんさ踊りなども行われる中央通りにでます。
中央通りの街路樹はトチの木もありこの時期には実がなるんです。
なので道路には写真のような実があちこちに落ちています。

この時期は頭上注意です。

(mai)

いつもお世話になっています。

 
指ぬき。
よく見ると傷だらけで針を受け止める皿の窪みも削れてしまっています。

布団針を使う時はいつもより力を入れて作業します。
そんな時に指ぬきから針が滑り、布団針の太い頭が手のひらに刺さるととても痛い。
直後はまた刺さるのではないかと恐怖で手に力が入りません。