中ノ橋近辺の盛岡市指定保存建造物
カテゴリ―:草紫堂近辺の見どころ 2018年1月13日
紺屋町番屋(現・盛岡市消防団第5分団番屋)
紺屋町番屋は、草紫堂の斜め向かいにあります。
この建物は大正2年消防番屋として建てられた洋風木造建築物で、その望楼が往時の雰囲気を伝えるとともに、消防組織の変換を伝える建物です。
2022年3月21日、耐震改修工事を経て交流・体験施設としてリニューアルオープンしました。
1階はカフェや番屋2階の機織り工房で作った裂織の他、県内作家の陶芸、木工作品などを展示販売しています。
茣蓙九(ござく)
ござくさんも草紫堂の斜め向かいで、現在も営業を行っております。
文化13(1816)年創業の商家です。この建物は江戸中期、明治末期と次々に建てられたもので、藩政時代からの商家の姿を今に伝える建造物です。
中津川に面する道路には土塀、土蔵があり、盛岡を代表する景観になっています。
旧盛岡貯蓄銀行(現・盛岡信用金庫本店)
草紫堂から中ノ橋、イワテギンコウ方面に向かう途中にあり、現在も営業を行なっています。
昭和2(1927)年竣工、この建物もいわて出身の葛西萬司の設計です。正面の6本の花崗岩の円柱やステンドグラスが見事な建物です。
旧盛岡銀行本店本館(現・岩手銀行 赤レンガ館)
中ノ橋のたもとに建つレトロ感覚あふれる建物です。
明治44年(1911)年に東京駅でも知られる葛西萬司(岩手出身)・辰野金吾が設計したものです。明治の西洋建築を今に伝える国の重要文化財です。
現在は銀行としての役目を終え、見学可能な施設となっています。
旧第九十銀行(現・盛岡啄木・賢治青春館)
草紫堂から中ノ橋に曲がらずに、まっすぐ行くと右手にあります。
明治43(1910)年に建てられなもので、銀行の建物の中では最も古く建てられた国の重要文化財です。
岩手の歌人・石川啄木と童話作家・宮沢賢治にまつわる資料が多数展示してあります。